第235章 お前と賭ける!

小宮優成は眉間に深い皺を刻み、胸の奥で苛立ちが燻った。

「そうっすよ。あとで会社から責任を問われたら、全部あの人のせいだ!」

理解できない。どうしてあの女は、今井爺さんの言うことを聞かないのか。

今井爺さんは経験が違う。あの人が選んだ石なら、間違いなくいい翡翠が出るはずだ。

小宮優成は積み上げられた石の山を見つめ、期待がじわりと湧いてくる。

「今井爺さん、いっそ今から石を割って中を確かめません? 作業、始めましょうよ」

「いいぞ」

今井爺さんは林田店長へ視線を向けた。

「林田店長。店にカット職人はいるか? ここで全部割らせてもらう。どんな極上が出るか、見てみたい」

「もちろ...

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